もう一度、競泳がやりたくて⑫

さぁ…前だけ向いて、目標だけ目指して進んでいけたらいい。泳ぎだしたら問題とぶつかる。そらそうだ…治って競技をするわけじゃない。

無茶を承知で頼んで猛烈な反対押切り…スイミングへ(^_^)

私のこの性格で順調にボチボチやっていけるはずはない。

再び泳ぎだして初めて試合。脳に残る感覚だけが昔のままで、全くうまくなんていかない。…また聞こえる。『大したことないな』くっそーーー!!!

焦りで周りも自分も見えなくなる…と、

大好きな私のコーチが言った。

『焦るな!お前にはできることがある』

一冊のノート。開くとコーチの手書きでノートいっぱいに書き込まれている。

『俺も勉強するからお前もやれ』

続けるために、食べ物や栄養、身体の仕組み。トレーニングするとどうなるか?回復させるためにどうすればいいか?無理をするとどうなるか…

隠して体調悪くても練習に向かうと、約束だろ?体調悪い今日は泳がせない!と強く言われる。このコーチの目は誤魔化せない。

当時憧れの選手から病気と闘いながら頑張って!と手紙を頂いた。先輩が頼んでくれたんだろぅ…

私は、かわいそうではない。

この為にたくさんの人を困らせた。でも応援してもらっている。

そうだ!闘いは始まったばかり。。できること全部やろう

こんなどうしようもない、ワガママで弱い私を全力で見てくれる…コーチ

このコーチに結果を出して喜んでもらいたい。

自分のことだけしか考えずに始めた私の競泳は、この日から支えてくれた方々に喜んでもらえるためにする競泳に変わった。再発で悲しませることも繰り返すが、それでも喜んでもらえるまでやるには諦めちゃいけない。

すごい結果を残せる強い選手にはなれないが、強い心を持った選手でいられるように。

支えてくれたコーチ、医師、先生、両親、心友、仲間がいたから。

小さな目標を持ちそこを目指す。

大きな目標を持ちコーチと共に目指す。

大きな壁と共に闘い続けることは簡単ではないけれど、

みんなが闘っている壁もきっといつか必ず突破できる。

そう信じて強くなっていってください。

私がコーチになって目標は『私のコーチ』だった。厳しく、優しく、強く、甘やかすのではなく…一緒に問題と立ち向かう。時には抱きしめてくれるし、時には背中をおしてくれる…誰かのそんな人に私がなれるように。今もずっとその目標は変わらない。

競泳と病気が教えてくれた、大切な大切な私の宝物だ。

ずっと、ありがとうの気持ちは消えない。

『競技をする君たちへ…』

また明日(^^)/


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